認識のさんぽ道

ルドルフ・シュタイナーの著作を楽しみ、 認識の小道散策へ出掛けます
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空想力→新しい現実

人間にはなぜ空想する能力があるのだろう?

ドストエフスキーの「地下室の手記」を
主人公の、あまりの自意識過剰の滑稽さの悲喜劇を
ときどき噴き出しながら読んでいるのだけど
でも、笑えない気もする

シュタイナーが言っている宇宙進化だの
霊界だのだって、ものすごい空想そのものかもしれないし
(今の常識から言うと空想そのもの)
だからその空想を真に受けて、吟味している私も相当滑稽だ

意識はなぜ、必要以上の想像をするのか
神だの愛だの善だの美だのって
ニーチェが言うように、目の前の生から逃げるため?
自意識は病気なのだろうか?

目の前の生を生きる意志って何なのだろう?
そもそも意志を反映するための「生きる現実」と思っている世界は
自分の感覚器によって把握されている

だから持っている感覚器によって現実と呼ぶ世界は違ってくるはずだ
魚と鳥とでは、現実だと思っている世界は違うだろう

だとすると、新しい感覚器をもし得たとしたら
どんな現実が現実となるか?・・と考えることが出来る

人間の場合、空想力は個々人に与えられたオリジナルな感覚器と言えないだろうか
人間の個人は、動物の種が違うのと同じぐらい、
他の個人と違う世界を生きる可能性を、潜在的に持っているのではないだろうか?

現実を創造するというのは、つまり新しい感覚器を持つことで
自分の空想力は自由にデザインできる感覚器なのではないか?

世界を創造する能力を人間が持つ
それとも
今より高度な感覚器を持つことで
違う現実が見える
・・のか?

意識、空想する能力・・は、
まだ人間がきちんと取り組んでいない分野なのではないだろうか?
















関連記事

Comment

言葉と経験
編集
hasutamaさん、こんにちは^^

意識を扱った小説では梶井基次郎が好きです。
そしてジェイムス・ジョイスは面白いけど難解でした。
空想の分野は文学だけでも沢山ありますものね。人間は
面白い存在だと思います。けれども確かにまだまだ未開拓な
分野なのでしょう。ただ、言葉と経験は違います。

経験主義者ではありませんが、やはり経験しないと分らない
ことがあります。例えばシュタイナーを知るには、フォルメン
線描やオイリュトミーやバイオ・ダイナミック農法をやって
みないと語れない訳ですし、レクチャーやワークショップも
参加してみますと別の世界が開けます。

まだ内緒なのですけど、最近オファーがあってシュタイナー
関係の仕事に就くかもしれません。人生を懸けてみようかな、
と考えているところです。その時はここを離れなければ
なりませんけど、生き方を自分に問うているこの頃です^^
2012年03月27日(Tue) 12:27
epokhế エポケー
編集
「地下室の手記」読まれたんですね。
私は笑うことができず、最後までイライラしながら読み終えました。
 何回、主人公に対してツッコミをいれたくなったか分かりません。肩ぶつけるだけ?とか、その壮行会行く必要あるのか?とか。読み終えたあともイライラしていました。

 三段目以降の「問い」は、すごく難しいですね。hasutamaさん流の合理主義(理性、実証主義)批判ですね。
 科学が発達した、デカルト以降の思想は目で見えるものは、皆が全く同じものを見ているという考え方が主流になりました。近代化ともいえますが、直感、印象、想像性などの主観の排除です。
 しかし実際、各個人においての「内的体験」は、各々で異なるものです。
 
 全く同じではありませんが、バタイユもhastamaさんと近い考え方を本に書いていたような気がします。
 興味深い記事なので、コメントが長くなってしまいました。

 
2012年03月28日(Wed) 08:23
はなさかすー様
編集
コメント有難うございます

わ~い、シュタイナー関係のお仕事!?ぜひはなさかすーさんのような方に関わっていただきたいです!芸術教育の分野かな・・
私はシュタイナー教育についてほとんどわからないので(他の分野もわからないですがi-230)なんとも言いようが無いのですが、感覚器を今より豊かな現実世界を把握できるものにするには、芸術教育が最も重要ですよね 

「経験」という言葉で私なりに思いついたのは、なぜかやっぱり「言葉やイメージの経験」とか、「思考という行為」の現実性についてです さらに「概念の生命的存在との遭遇の経験」とか・・i-229私はすでに「地下室の主婦」なのかも?

あるものの実在性は、出来るだけ多くの感覚器でとらえることによって増すということをシュタイナーも言っていたように思います 体を使って体験することは、おのずとたくさんの感覚器を動員することになり、そういう意味でもすごく重要なことですね

いつも新しい可能性を示唆してくださり有難うございますi-239





2012年03月28日(Wed) 22:24
kappamama さま
編集
コメント有難うございます!

「地下室・・」はkappamamaさんのブログでの紹介を拝見して興味深く思い、取り寄せて今日読み終えたところです(^^
たしかに彼は不思議なエネルギーの使い方をしますね。自分の中から感情や衝動が沸き起こる瞬間というものに注意深くあるように・・とシュタイナーが神秘学修行者に向けて言っていたと思うのですが、それが沸き起こってさんざん振り回された後にせよ、そんな自分を注意深く観察している彼という人は何か興味深いです。ほんと「肩ぶつけるだけ?わざわざ毛皮まで付け替えたのに?・・」i-202

エポケーという言葉の意味をはじめて調べてみて、すごく嬉しくなりましたi-190 そして駄洒落も思いつきました。娘に「『え!?ぽけ~・・』となることって、すごいことなんじゃない!?」と力説してみるのですが反応はいまひとつです。

kapppamamaさんからいただいたコメントは、何だかもったいないようなお言葉・・という気がしたり、さらにずうずうしく合理の「理」や「内的vs外的」の解釈について考えてみたり・・と楽しませていただいていますi-239

長いコメント大歓迎です。
それからリンクを貼らせていただきたいのですが大丈夫ですか?
(お返事を聞く前に貼ってしまいましたi-235




2012年03月30日(Fri) 11:28
編集
自分(のような変わり者)のブログとリンクしていただきありがとうございます。大歓迎です。

hasutamaさんは、思想や、哲学に関する感性が鋭いですね。

前回のバタイユに関するコメ返には驚きました。バタイユの生涯を言い当てている感じがしました。また、いろいろご意見をおうかがいできればと思います。

追伸:もう、ご存知かと思いますが、現象学的エポケーはフッサールの言葉です。

私もリンクさせていただけたら幸いです。宜しくお願いいたします。
2012年03月31日(Sat) 12:02
kappamama さま
編集
うむむ!?・・まったくもったいないお言葉で恥ずかしくなってきますi-202
実はこのブログでお会いできた方たちからは、いつもたくさんのことを教えていただくばかりで、皆さんの知性や感性や行動力や文章力や表現力や・・・もろもろに、唖然とするばかりの私ですi-229

「ものごとが思ったよりうまくいくきっかけを得ること」が好運なのだそうですが、出会いの好運はどこから来たのだろう?と、また妄想がはじまりますi-239 
そして思いついたのは、最近はじめた自然農では土の中の生命を守り虫君たちとも仲良くすることを前提にしているので、そっち系の何かがkappamamaさんを呼んできてくれたのかも?ということでした

フッサールのことは名前しか知らなかったのですけれど、ちらっと見て驚いたのは現象学的な考察方法は神秘学修行とほぼ同じ過程を経るようなのです もし私が学者なら面白い研究テーマを見つけた気分です→「フッサールの現象学的方法とシュタイナーの神秘学修行過程の類似点について」・・ほぼ同じ時代をほぼ同じ地域で生きた二人でもあるので、たいへん興味深いです

リンク、もちろんよろしくお願いします!クワガタ記事も楽しみにしていますi-239
2012年04月01日(Sun) 13:45












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プロフィール

hasutama

Author:hasutama
神秘学徒hasutamaです・・なんてほんとうは、ただのおばさんです
シュタイナーの著作を読むこと、愛犬をかわいがること、音楽にかかわること、お庭仕事、友人とカフェでおしゃべりすることなどを楽しんでいます

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