認識のさんぽ道

ルドルフ・シュタイナーの著作を楽しみ、 認識の小道散策へ出掛けます
TOPスポンサー広告 ≫ トランシルヴァニアの刺繍とシュタイナーTOP認識のさんぽ ≫ トランシルヴァニアの刺繍とシュタイナー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments (-) | Trackbacks (-)

トランシルヴァニアの刺繍とシュタイナー

なんとなく心配なことや、
悲しい気分の雲におおわれるような日々ですが、
そんなこと忘れてしまえそうなくらい、
ものすごく楽しみなことがあります

リンクさせていただいている「トランシルヴァニアへの扉」で紹介されている、トランシルヴァニアの刺繍を中心とした手芸や、民族衣装などの展示会が東京(神保町)ではもう開かれていて、ぜひお邪魔したいと思っているのです 大阪でも開催されるそうです 写真で拝見するだけでも本当に素敵なものばかり!しょんぼりした心に、とても優しく美しい、そして力強い励ましとなりそうです

実は、三月ごろ吸血鬼ドラキュラの原作を読んだとき、そのストーリーに負けないぐらい強く惹きつけられたのは、トランシルヴァニア地方の文化や風物についての記述でした

いくつかメモしてみると・・

「トランシルヴァニアの住民には、四つの民族がある。南部がサクソン人、これにはダキニア人の子孫のワラキア人の血が混じっている。西部がマジャール人。東部と北部がセクリー人。・・彼らはみずからアッティラ王とフン族の後裔だと称している。」

「世界中のこれはという目ぼしい迷信は、すべてこのカルパチア山脈の馬蹄形のなかに結集されており、そのさま、あたかもこの地方が人類の妄想の渦の中心をなしている観あり・・」

↑これは自称神秘学徒としては、特に興味津々です

それから、衣装についての記述がたくさん↓

「風俗はみなまちまちで、・・絵にかいたような、目もさめるばかりにきれいななりをしたのもある。総じて女の人は、遠目には美人だが、惜しいことに、腰の辺りがいかにも不恰好だ。生地はなんだか知らないが、みんな白いダブダブした袖に、バレエの衣装みたいな、細いピラピラの下がった幅の広い帯をいちように締め、むろん下にはペチコートをはいている。」

「一番見た目に珍しかったのは、スロヴァキア人で・・つば広の大きな帽子をかぶり、だぶだぶの白ズボンに白麻のシャツ、その上に、真鍮のピカピカ光った鋲をベタに打った、幅がかれこれ1フィートもあろうという、おっそろしく厚ぼったい帯をしめている。そして膝の上にまである長靴をはき、そのなかへズボンをたくしこんで、ザンバラの黒い髪を長くのばし、真っ黒な頬ひげをモジャモジャはやしている・・」

「話に聞くと、彼らは性すこぶる温順、というよりも生まれつき、図々しい押しの強さに欠けている、ごくおとなしい連中だそうだ」

等々・・なぜかわからないのですが、不思議に惹きつけられてしまいます

展示会では、民族衣装も飾ってくださっているとのこと
書かれているのと同じではないにしても、本物が見られるなんてドキドキします

実は、シュタイナーが言っている面白い話の一つに、「日本人の多くは、キリスト教以前のヨーロッパ人の魂が転生したもの」というのがあります

広い幅の帯とか、おとなしい性格とか、なんとなく似ているところを見つけると、わー本当かも?って

またシュタイナー自身も、生まれ育ったのは東欧で、そのせいなのか、不思議で幻想的な、それでいてひどく控えめな雰囲気の人だと感じます

ついでにシュタイナーの著作「美しい生活」のなかに「服飾」について書かれているところがあり、これも大変興味深いです↓

「人間は精神界から物質界に、衣装の色をたずさえてくるのです。建築は人間の死の目的に私たちを導きます。衣装は誕生の目的に導きます。古代の人々は新鮮な色、衣装の芸術性を喜び、それを理解しました。昔の衣装には、人間が生まれるまえの世界、精神世界からたずさえてきた色彩への好み、調和への好みが生きていました。」

「服飾という大事な芸術をとおして、人間が地上以前の存在を地上の存在へもたらそうとされています。」

「今でも民族衣装には、『生まれる前に共にいた心魂たちが、同じ民族共同体のなかに生まれた。そのことが、どのように衣装に表現されているか』という問いへの答えがあります。・・天界における自分の外見の思い出を、人間は衣装の中に表わそうとしたのです。意味のある衣服を見出すには、しばしば昔に戻らねばなりません。」

「衣装は防寒の働きをすれば意味がある、と今日の人間は言います。たしかに、それは物質的な意味です。しかし、そこからは芸術的な形態は生まれません。芸術的な形態は、いつも精神的なものへの関係をとおして発生します。」

・・等々、等々。

なんでしょう?このようにどんどん続く、まるで呪文のように執拗な説明(三回繰り返すのは、内容がエーテル体に染み込む為とのこと)が、彼のたくさんの著作で繰り返されるのですが、その内容は現代の価値観にとって、ほとんどが意味不明です

・・と、ここまで書いて気がついたこと

トランシルヴァニアの手芸品を見たときの、その不思議な、そして執拗とも感じられる模様に埋め尽くされる気分と、シュタイナーのおびただしい数の著作に繰り返される、神秘的、詩的で濃密な言葉の質感から受ける印象には、共通性がある!

というわけで、ますます楽しみです








関連記事

Comment

管理人のみ閲覧できます
編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011年07月10日(Sun) 00:06
No title
編集
hasutamaさん、こんにちは^^

チャウシェスクの独裁政権から民主化を経て
まだ23年ほどでしょうか。ルーマニアは花と
刺繍を愛する農業国ですから、何とも懐かしい
感じがします。

ふふ、さすがhasutamaさん。
いつも感心させられてしまいます。素敵な衣装
ですね。4年前にシビウという街から、トランシル
ヴァニアの山々が見え、オオカミのロゴが入った
車が走り、少年が牛を引いていたりしていて
仰るように素朴で陽気でおとなしい人たちでした。
それでも命を懸けて独裁政権を倒したことは、
本当に最近のことです。

ルーマニアの魅力、もっと知りたいです^^
2011年07月10日(Sun) 09:22
はなさかすーさんへ
編集
いつもありがとうございます!

日本のこともですが、ルーマニアのこともよく知らないまま今日まで生きてきてしまった私ですi-201

お花と手芸を愛する農業国に独裁者って、まるでその人がドラキュラみたいですねi-282
今、生物多様性ということをよく言いますけれど、民族の多様性は十分に価値付けされているのかどうか興味を持ちました 民族性が戦乱ということ抜きに、そのそれぞれの価値を発見され、敬われたらいいのになと思います 人類って、まだまだ精神性の未発達なけものなのですねi-232

以前ハーバード白熱教室というのをテレビで見たら、パッパッとすごい速さで議題が変わる中、次々と本質を突く意見が交わされていましたi-183賢い人たちだなと思ったのですが、でも・・自分の意見を主張しないと、その人はまるで存在してさえいないかのような、すごい勢いに気後れ、違和感も感じました もしこういう、欧米的な議論の仕方だけが世界で通用するのだとしたら、控えめな民族は無視されてしまうのでしょうかね 「自己主張は当然」という考えも、ひとつの民族的特質にすぎない(?)と自己発見してみたらどうなのかしらと思います

オオカミのロゴ・・すごく気持ちそそられます~i-239
2011年07月11日(Mon) 17:39












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

プロフィール

hasutama

Author:hasutama
神秘学徒hasutamaです・・なんてほんとうは、ただのおばさんです
シュタイナーの著作を読むこと、愛犬をかわいがること、音楽にかかわること、お庭仕事、友人とカフェでおしゃべりすることなどを楽しんでいます

FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
Powered
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。