認識のさんぽ道

ルドルフ・シュタイナーの著作を楽しみ、 認識の小道散策へ出掛けます
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庭仕事&読書

今日はバラ園がお休みで、晴れれば稲刈りをする予定だった
先日みんなで稲架(はざ)立てをして、稲を干す準備は完了していた

でも、秋は秋で植物の仕事が山のようにある

いったん庭に出ると、やらなければならないことが山積している
まわりを家々に囲まれて日が当たらない狭い庭だというのに、あっちを掘り、こっちに植え付け、種を取り、挿し木をして、どろどろになりながらウロウロする
ビオラの摘芯をして挿し木にする前に、お花はかわいいから押し花にしなければならないし、種から育てたのに、まだ小さなポットに入ったままになっていたバジルとイタリアンパセリは、ハーブたちと寄せ植えにしてみたり
そのときには、そうだ、まだ植えていないスノードロップの球根も、一緒に植えてみよう! なんて調子でやっていたら、雨がポツポツ降りはじめた
これでは稲は延期にしなきゃ

やらなきゃやらなきゃと焦るが、 冷静になって考えてみれば、実際どれぐらいやらなきゃいけないのかというと、全然やらなくてもいいようなことである

カレル・チャペック著「園芸家12ヶ月」に出てくる園芸家を思い出して、可笑しくなってしまう

仕方がないので、午後は図書館に返さなければならない本を読んだ

シュティルナーの本を貸出期限を延長しても読了できなかったので、間を空けることにして、借りてきたのは、

南アフリカの内戦の混乱の差中、カボチャの種を持ってさまようガーデナー、マイケル・Kの話

マイケルK
マイケル・K (ちくま文庫)マイケル・K (ちくま文庫)
(2006/08)
J.M. クッツェー

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北アフリカの内戦て、いったい誰と誰が戦ったのか知らない
でもこの本の主人公のマイケルKも、それを知らないようだ

内戦の混乱の中で、土に掘った穴に隠れながらカボチャを育てるマイケル
戦時下の自然農
彼は、保護や慈善の対象となる必要を感じていない
それよりは、緑の中で横たわって、自分を取り戻そうとする
観念的にそう考えているのではなくて、彼には解るらしい
大地は、死の安らかさをも与えてくれるのだろうか?
死ぬとか生きるとか、愛するとか戦うとか、それも観念なのかもしれない
カボチャの種や大地と直接に交歓したら、というか対象としてではなく一体になって生きてみたらわかることがあるのかもしれない
おそらく、どれだけ豊かに与えられているかということなのだろうが、その豊かさは物質的なだけではなくて、想像ではわからないような、生死を超えた豊かさなのかもしれない

それから、石牟礼さんの「苦界浄土」も借りていた
有機水銀が海に流れ出る様子が、現在の放射能汚染水とだぶってしまう 一工場の罪というより、「文明の災禍」が目に見える形で現れたということだったら、文明をどう転換すればいいのだろう ?「文明」ではないマイケル・Kを見習ってみるのはどうだろう?
司馬遼太郎さんが、「これからは明るい絶望が必要だ」と言っていたのはどういうことだろう?明るい絶望という言葉は、マイケル・Kにもあてはまりそうだから

ちなみにカレル・チャペックはユダヤ人だった
ナチスが彼の自宅に踏み込んで来る4ヶ月前に、彼は嵐の後の庭仕事を頑張った為にひいた風邪をこじらせて亡くなっていたそうだ




とりあえず、稲刈りは金曜日に延期である

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Author:hasutama
神秘学徒hasutamaです・・なんてほんとうは、ただのおばさんです
シュタイナーの著作を読むこと、愛犬をかわいがること、音楽にかかわること、お庭仕事、友人とカフェでおしゃべりすることなどを楽しんでいます

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